横審メンバー談話 内山委員長「心技体すべてが盤石」

[ 2014年3月24日 19:57 ]

大関鶴竜を全会一致で横綱に推薦した横綱審議委員会

 ▼内山斉委員長の話 鶴竜は大変いい成績で、心技体すべてが盤石だ。品格の面でも真面目を絵に描いたような関取。こつこつと積み上げた努力や気迫からすれば、かなり長く綱を張っていけると思う。

 ▼松家里明委員の話 横綱にふさわしい立派な方。立ち合いでも逃げることなく常に真正面から当たっていた。正攻法の相撲で、在位期間の長い横綱になってほしい。

 ▼矢野弘典委員の話 人柄、風貌は穏やかで、闘志を内に秘めている。強いだけでなく、立派な横綱になってもらいたい。競争が激しくなり、見る方は面白い。

 ▼岡本昭委員の話 敬服している。文句なし、完璧。性格、気立ても日本人のようで、じんとくる。ただ、日本人(横綱)がいないのは寂しい。

 ▼守屋秀繁委員の話 心技体そろっている。誰もが認める力士で、実績も十分。日本人より日本人らしい横綱。若い人たちのかがみになってほしい。

 ▼北村正任委員の話 人格的にも立派な力士。横綱として品格を守って長続きしてほしい。体も大きくなったし、けがをしなければ横綱として育っていくだろう。

 ▼大島寅夫委員の話 小さい体だったが、じっくり体力を付けてきた印象。成績も文句なし。行儀もいいし、よく考えた相撲を取る。精進して長く綱を張ってほしい。

 ▼杉田亮毅委員の話 とてもバランスがいいと、皆さんの意見が一致した。(横綱は)2人より3人の方が盛り上がるのではないか。

 ▼勝野義孝委員の話 素直な人だから、ますます精進して優勝回数を増やしてほしい。将来性もあるし、言うことはない。心技体はそろっている。

 ▼宮田亮平委員の話 冷静な相撲観を持っている。心技体のバランスがいい。日本人よりも言葉、礼儀作法がしっかりしている。研究心を失わず、頑張ってほしい。

 ▼高村正彦委員の話 3横綱とも日本人じゃないのは寂しいが、立派な成績は見事。反対する理由は一つもない。日本人以上に日本人らしい力士だと思う。

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