鶴竜初優勝なら理事会招集を要請 相撲協会審判部

[ 2014年3月22日 21:28 ]

<大相撲春場所14日目>白鵬(左)を寄り切りで破る鶴竜

 大相撲春場所で単独トップに立つ13勝目を挙げた大関鶴竜の綱獲りについて、昇進問題を預かる日本相撲協会審判部は14日目の22日、鶴竜が初優勝した場合に、昇進を諮る臨時理事会の招集を北の湖理事長(元横綱)に要請する方針を示した。

 同理事長や諮問機関の横綱審議委員会(横審)は既に、昇進の目安を「13勝以上での優勝」とする認識を明示している。鶴竜が千秋楽に琴奨菊に敗れて優勝決定戦にもつれ込んでも、賜杯を抱けば第71代横綱誕生の運びとなる。

 審判部は千秋楽に最終確認するが、優勝を逃せば、理事会の招集要請を見送る見通し。鶴竜は1月の初場所で14勝1敗としながら、横綱白鵬に優勝決定戦で敗れている。

 鏡山部長(元関脇多賀竜)は「優勝が最低条件。決定戦になっても、優勝して要請しなければ失礼だ」と話し、朝日山副部長(元大関大受)は14日目に鶴竜が白鵬を破ったことで「有力になったのは確かだ」と語った。

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2014年3月22日のニュース