ソチ五輪の民放収支は黒字 東京五輪決定で関心高まる

[ 2014年3月20日 18:32 ]

 民放連の井上弘会長は20日の定例記者会見で、今年2月に開催されたソチ冬季五輪の放送に関して民放共通負担分の収支が黒字だったと明らかにした。具体額は非公表。

 民放が負担する放送権料と「ジャパンコンソーシアム(JC)」の経費に対して、収入が上回った。「アベノミクス」効果や、東京五輪開催決定で五輪に対する視聴者の関心が高まったことで、企業の広告宣伝への意欲が上向いたとみられる。

 独自の番組制作で、各局がスタッフなどを現地に派遣した費用まで考慮すると赤字になる。

 五輪など大規模なスポーツイベントは放送権料が高騰しているとされ、2012年のロンドン五輪は民放全体の収支が赤字だった。井上会長は「五輪は伝えるべきもの。今後も(放送継続に向け)努力していきたい」と述べた。

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2014年3月20日のニュース