五輪予選の国籍“抜け道”を協議 IRBと五輪でルール違う

[ 2014年3月20日 05:30 ]

 東京セブンズの大会公式会見が都内で開かれ、国際ラグビーボード(IRB)のベス・コールター大会運営責任者が16年リオ五輪の予選出場資格について言及した。

 予選の一つとなるセブンズワールドシリーズはIRBの定める出場資格が適用され、出場チームの国籍がなくても36カ月以上の在住歴があれば可能。一方で五輪は原則として当該国の国籍を持つ必要がある。現状のルールでは外国籍選手で予選を突破するという“抜け道”も可能でコールター氏は「今後、国際オリンピック委員会と協議して決める」とした。

 ▽東京セブンズの大会方式 大会は22、23日の2日間。出場チームは16カ国で初日は4チームずつの4プールに分けられ、総当たりで勝ち点(勝利3、引き分け2、敗戦1、棄権0)により順位を決める。日本は南アフリカ、アルゼンチン、ケニアと同じプールB。上位2チームは最終日の決勝トーナメントに進出し、下位2チームは順位決定トーナメントに回る。

 ▽セブンズワールドシリーズ 99~00年シーズンに「IRBワールドセブンズ」の名称で創設された7人制ラグビーのツアーシリーズ。今季は13年10月~14年5月に9ラウンドが行われる。各ラウンドの順位に応じてポイントが与えられ、年間王者を決定。各ラウンドの参加チームは16チームで15のコアチームにゲストの1チームが加わる。日本はコアチーム入りしたことがなく、今回の東京セブンズはゲストチームとしての参加。28~30日の香港セブンズで来季のコアチーム入りを懸けた昇格戦が開催され、日本も参戦する。

続きを表示

2014年3月20日のニュース