足利尊氏公マラソン　男子・小林、女子・広瀬がＶ

ハーフの部男子優勝の小林（右）と同女子優勝の広瀬

　第３６回足利尊氏公マラソン大会（スポーツニッポン新聞社後援）は３日、栃木県足利市で５２０５人が参加して行われた。メーンのハーフマラソン一般男子（２９歳以下）は小林優史（２３）が１時間１０分２３秒で、同女子（３９歳以下）は広瀬光子（３９）が１時間１９分２１秒でそれぞれ優勝した。またゲストランナーとして大久保絵里（３０＝ミキハウス）がハーフの部に参加して大会を盛り上げた。

　＜男子ハーフ＞小林が高校生から２９歳以下で争われた部で初優勝した。昨年の同部門を制し、今年は３９歳以下の部で参加していた押江と１０キロすぎからマッチレース。「最後は余力があった」とゴール直前１キロを切ってから抜け出すと、先頭でゴールを駆け抜け「勝ちたいと思っていたのでよかった」と笑った。筑波大の大学院に在籍中で２４日のつくばマラソンに出場予定。「満足のいくように走りたい」と大学のお膝元での力走を誓った。

　＜女子ハーフ＞広瀬が２位に５分以上の差をつける独走で優勝した。来年２月の東京マラソンが大きな目標で、大会前日には練習で３０キロ走った。その影響もあり「もうちょっと上を狙っていた」とタイムには不満げな様子がその強さを際立たせる。１男１女のママさんランナーでこの日は夫の栄さん（４６）と長男の耕太くん（５）も会場で応援。「人生マラソン」と語る広瀬が家族の支えを受け、今後も走り続ける。

　【ハーフ】▽一般男子（高校生以上２９歳以下）（１）小林優史１時間１０分２３秒（２）新井拓也１時間１２分４５秒（３）岩倉僚１時間１３分４秒▽同（３０歳以上３９歳以下）（１）押江優一１時間１０分３４秒（２）阿部健太郎１時間１２分３４秒（３）牛田美樹１時間１２分４８秒▽同（４０歳以上４９歳以下）（１）斎藤哲哉１時間１４分１８秒（２）須釜武志１時間１５分１２秒（３）剱持泰生１時間１６分５８秒▽同（５０歳以上５９歳以下）（１）山浦聡１時間２３分６秒（２）打川信一１時間２３分９秒（３）森亮善１時間２３分１２秒▽同（６０歳以上）（１）小泉憲司１時間２４分５１秒（２）梁井孝久１時間２５分５２秒（３）山田隆夫１時間２９分３５秒▽一般女子（高校生以上３９歳以下）（１）広瀬光子１時間１９分２１秒（２）村上仁美１時間２４分４４秒（３）黒田清美１時間３４分４１秒▽同（４０歳以上）（１）片野佳子１時間３２分２０秒（２）竹森晴美１時間３３分３７秒（３）金丸かずよ１時間３４分４７秒

　【１０キロ】▽一般男子（高校生以上２９歳以下）（１）関博紀３２分３３秒（２）長沢真悟３２分５２秒（３）田口翔太３３分５０秒▽同（３０歳以上３９歳以下）（１）高畑武３３分３６秒（２）関和則３４分２３秒（３）石田潤３５分７秒▽同（４０歳以上４９歳以下）（１）山口雅敏３５分５３秒（２）久世雅人３６分８秒（３）早川公了３６分３８秒▽同（５０歳以上５９歳以下）（１）吉岡和弘３７分１９秒（２）石井正人３７分４６秒（３）浜野直一３８分２２秒▽同（６０歳以上）（１）細野亮司３７分３１秒（２）岩崎修４１分１５秒（３）永井紀夫４１分１９秒▽一般女子（高校生以上３９歳以下）（１）関口智美４２分４８秒（２）樺沢直美４２分５８秒（３）宮島さおり４２分５９秒▽同（４０歳以上）（１）緒方雅子４１分５１秒（２）竹田珠美４３分３６秒（３）金子美保子４４分３７秒

　【５キロ】▽一般男子（高校生）（１）大山敏明１７分５０秒▽同（高校生以上３９歳以下）（１）山中祐人１５分５４秒▽同（４０歳以上４９歳以下）（１）大久保茂１６分３８秒▽同（５０歳以上５９歳以下）（１）大沢武志１７分５５秒▽同（６０歳以上）（１）大沢栄一１８分８秒▽一般女子（高校生）（１）鈴木利衣１８分３９秒▽同（高校生以上３９歳以下）（１）小林絵里菜１９分５４秒▽同（４０歳以上）（１）加藤尚美１９分１８秒▽中学男子（１）細田海音１６分３秒▽同女子（１）福田姫歌２０分４１秒

　【３キロ】▽中学男子（１）中山大樹９分１０秒▽同女子（１）青木未来１０分２６秒▽小学４～６年男子（１）赤坂匠１０分３秒▽同女子（１）石田里菜１１分２秒▽ペア（一般）（１）今井真吾・遠藤正隆１２分７秒▽同（小学３年以下親子）（１）猪野英雄・善成１２分１５秒