汚染水で風刺画 腕や脚が3本ある力士や「五輪のプールはもうフクシマに」

[ 2013年9月11日 22:31 ]

 フランスの週刊紙カナール・アンシェネは11日付の紙面で、2020年夏季五輪開催地に東京が選ばれたことと、東京電力福島第1原発での汚染水漏れを関連づけ、腕や脚が3本ある力士などを描いた風刺画を掲載した。

 風刺画は計2枚。1枚は汚染水漏れの影響を分析する記事に付けられた。腕が3本ある力士と脚が3本ある力士が土俵で向かい合っている場面で、テレビのリポーター風の人物が「フクシマのおかげで相撲が五輪種目になりました」とコメントしている。

 もう1枚には記事はなく、「五輪のプールはもうフクシマに」とのタイトルで、防護服を着て放射線測定機を持った人物2人がプールサイドに立っている。

 東京の五輪招致は汚染水漏れによる悪影響が懸念されたが、7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で安倍晋三首相が「東京にはいかなる悪影響も及ぼさない」と約束。投票で開催地に選ばれた。

 フランスでは昨年10月に、国営テレビがサッカー日本代表の選手に腕が4本ある合成写真を映し、司会者が「福島の影響」などと発言。ファビウス外相が謝罪した。(共同)

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2013年9月11日のニュース