開幕２連勝のヤマハ発動機　初優勝へ好発進

　フレッシュ・ジュビロが待望のホーム初見参を果たす！ラグビートップリーグで開幕２連勝と好発進したヤマハ発動機ジュビロは、１４日の第１ステージ第３節で、改装されたヤマハスタジアムにパナソニック・ワイルドナイツを迎え撃つ。清宮克幸監督（４６）就任３年目の今季は、日本代表候補に初選出された新人Ｎｏ．８堀江恭佑（２３）ら若い力が台頭。今季ホーム初陣で勢いに加速をつけ、悲願の初優勝へ突き進む。

　待ちに待った舞台がやって来る。第３戦で迎える初のホームゲーム。「観客席が近く、芝もいい。職場の方々はじめ多くのファンが応援に来て下さるので楽しみです。ボールを持ったら前に出て、タックルでは相手を一発で倒したい。スタンドを沸かせるプレーをしたいですね」堀江の目が輝きを増した。

　明大時代に日本代表予備軍のジュニアジャパンに選ばれるなど、輝かしい実績とともにブルーのジャージーに袖を通すと「ラグビーに集中して取り組むことができる」と新しい環境にも着実に順応。即戦力の期待通り開幕戦から先発に名を連ねている。

　外国人選手にもひけを取らない強烈な当たり、豪快な突破が持ち味。新人離れしたスケール大きなプレーに、元ニュージーランド代表のフランカー（ＦＬ）兼Ｎｏ．８モセ・トゥイアリイ（３２）も「ディフェンスもいいし、将来は日本を代表するＮｏ．８になると思う」と目を細める。

　４日に発表された日本代表候補にも初選出。パナソニック戦の翌１５日からは東京都内での合宿を控えており「アピールしたいですね」。１０年度のリーグ覇者で、日本選手権３度優勝を誇る強豪撃破を「手土産」に、新たな挑戦に向かう決意だ。