ナダル 3年ぶり2度目の優勝 4大大会歴代3位の13勝

[ 2013年9月11日 06:00 ]

男子シングルスで3年ぶり2度目の優勝を果たし、笑顔でトロフィーを掲げるナダル。右はジョコビッチ

全米オープン最終日

(9月9日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルス決勝で第2シードのラファエル・ナダル(27=スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(26=セルビア)を6―2、3―6、6―4、6―1で下して3年ぶり2度目の優勝を果たした。ナダルは4大大会で今年の全仏オープンに続く13個目のタイトルとなり、通算17勝のロジャー・フェデラー(32=スイス)、14勝のピート・サンプラス(42=米国)に次ぐ歴代単独3位となった。ジョコビッチは4年連続で決勝に進出したが、2年ぶりの制覇はならなかった。

 ジョコビッチのショットがネットに掛かると、仰向けに倒れ込み、両手で顔を覆った。赤土の王者が相手の得意なハードコートでも実力を証明し「本当に素晴らしいことだ。とても幸せ。特別な瞬間だ」と感激の言葉を並べた。

 第1セットを先取したが、第2セットを失い、流れを手放した第3セットも2ゲーム連続で落とした。だが、ここで持ち前の粘りと精神力の強さを見せた。執念で第6ゲームをブレークすると、4―4の第9ゲームでは0―40からサービスエースを決めるなど、盛り返してキープ。第3セットを奪い、第4セットでは攻めて主導権を渡さず、凡ミスもわずか3つと高い集中力で押し切った。

 今季最後の4大大会で13度目の頂点に立ち、サンプラス(米国)にあと1つと迫った27歳のサウスポーは「キャリアの中でも最も感動的なシーズン」とトロフィーを大事そうに抱きしめた。

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2013年9月11日のニュース