白鵬 北の湖超え!史上最多の38場所連続2桁

[ 2013年5月22日 06:00 ]

豪栄道(右)をとったりで下し全勝を守った白鵬

大相撲夏場所10日目

(5月21日 両国国技館)
 横綱・白鵬が関脇・豪栄道をとったりで退けて無傷の10連勝とし北の湖を抜いて史上最多の38場所連続2桁勝利を記録した。横綱勝利数も輪島と並ぶ史上4位の466に到達するなど“記録ずくめ”の一日となった。稀勢の里も琴欧洲との大関対決をきめ出しで制し、全勝をキープ。鶴竜も1敗を守り、2敗は日馬富士、琴奨菊、平幕の時天空の3人となった。
【取組結果】

 先人の大記録を難なく塗り替えた。白鵬は仕切っている際ににらんできた豪栄道の鋭い踏み込みを受け、懐に潜られそうになった。しかし、とっさの反応で左に動きながら両腕で右手をロック。そして強引にひねった。土俵上で「どうだ」と言わんばかりに、右手を天に掲げた。38場所連続の2桁勝利に「千秋楽まで取り切るだけという気持ちで臨んでいるし、それが大記録に結びついた」と自らの記録に「大」をつけた。

 大関時代の07年初場所から休場もせず2桁を続けているのは、“量より質”の稽古のたまものだ。オフは観光大使を務める5カ所の地方都市を駆け回り、全国の後援会のイベントにも積極参加するなど大忙し。基本的には初日2週間前の番付発表後から本格始動するが、申し合い稽古の量は年々減っている。場所中は3、4年前は2時間以上を費やしていたが現在は午前10時前から稽古場で約1時間。申し合いの代わりに、四股、すり足、てっぽうの基本運動を重視する。昨年九州からはダンベルなど器具も用いた。以前は土俵外でのトレーニングに否定的だったが「体力を維持するため」と模索した上での決断。そんな調整法に周囲からは批判の声もあるが「稽古をし過ぎるのも良くない」と自らのペースは崩さない。

 横綱在位35場所で勝ち星は輪島に並んで史上4位の466勝まで伸び、北の湖がトップに立つ在位63場所、横綱670勝も夢ではない。「横綱昇進した時には3年、5年やるんだという気持ちでやっていました。今は5年が済んだし、とりあえず10年やっていきたい」。

 稀勢の里との賜杯レース以上に記録に対する執着心が、白鵬の原動力となっている。

 ▼北の湖理事長(元横綱) 豪栄道は右差しにいく相撲しかない。白鵬は豪栄道の癖を知っていると思う。2桁勝利の記録は、一番安定しているし、当然じゃないですか。

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