長尺パター“使用禁止”へ…16年1月から

[ 2013年5月22日 06:00 ]

 R&A(英国ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)が21日、パターのアンカーリングを16年1月から禁止するという共同声明を出した。アンカーリングはストロークの際にクラブの一部を体に固定することを意味しており、長尺パターの事実上の使用禁止が目的。R&Aのドーソン会長は「ゴルフ界にとって正しい決断だと思う」とその正当性を主張した。

 今年のマスターズでは長尺パターを使用したアダム・スコット(32=オーストラリア)が優勝。メジャーの過去6大会中4大会までが長尺パターを使用した選手で、タイガー・ウッズ(37=米国)は「ゴルフとはクラブを振る競技だ」と“長尺禁止”の急先ぽうに立っていた。

 昨年11月に提言されたアンカーリング禁止に関して欧州ツアーは支持していたが、米PGAツアーは反対しており今後の対応が注目されるところだ。

 ▼USGAネイガー会長 パターの一部を体に固定すると大きな効果が得られるのは確かだ。だから、このルール(改正)がゴルフをよりよいものにすると強く信じている。正しいことを行うのに遅すぎるということはない。

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2013年5月22日のニュース