サンボ初練習で手応え!康生監督、異種トレ前向き

[ 2013年5月19日 06:00 ]

サンボのロシア人コーチ(上)から技術指導を受ける、柔道男子73キロ級代表の中矢

 柔道の男子日本代表が18日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでロシア生まれの格闘技、サンボと初の合同練習を実施した。

 世界選手権(8月26日開幕、リオデジャネイロ)の代表選手がサンボの強化練習会に参加。ロシアから招かれた国際サンボ連盟のセルゲイ・タバコフ専務理事(50)の指導を受け、柔道にはない関節技や投げ技の技術を学んだ。

 ロシアは昨年のロンドン五輪で3個の金メダルを獲得するなど躍進。井上康生代表監督(35)は「そこには必ず原因がある」と今回の狙いを語った。同五輪決勝でロシア選手に寝技で追い詰められて敗れた中矢力(23=ALSOK)は「あの時と同じような技の入り方があった。自分の知っている寝技とは違う」と納得。敵を知り己を知れば百戦危うからず。井上監督は「積極的に続けていきたい」と今後もモンゴル相撲などとの“異種格闘技戦”に前向きだった。

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2013年5月19日のニュース