ディーン 初戦で80メートル超え、山県は悪条件で10秒47

[ 2013年4月7日 18:34 ]

男子やり投げで3連覇したディーン元気

 昨年のロンドン五輪に出場した陸上男子やり投げのディーン元気(早大)と同短距離の山県亮太(慶大)が7日、東京・国立競技場で行われた東京六大学対校大会で今季初戦に臨み、ディーンは80メートル15の大会新記録で3連覇した。山県は100メートルで向かい風4・0メートルながら10秒47で走り、2年連続で勝った。

 ディーンは2月に欧州の選手と南アフリカで合宿し「いろんな技術を見ることができた」という。この日は2投目に80メートルラインを突破し「技術チェックのつもりだったので出来過ぎ。75メートル飛べばと思っていた」と驚きの表情を浮かべた。

 昨年9月に右太もも裏側を肉離れした影響もあってこの冬は十分に走り込めなかった山県だが「この風なので評価できる」と満足感を漂わせた。今季は世界選手権(8月・モスクワ)の決勝進出を目標とし「結果的に日本記録(10秒00)も出せれば」と9秒台にも意欲を示した。

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2013年4月7日のニュース