伊調、米満らレスリング五輪存続訴える 新日・両国大会に登場

[ 2013年4月7日 19:33 ]

 レスリングが2020年夏季五輪で実施競技から除外される危機で、ロンドン五輪で金メダルを獲得した伊調馨選手(ALSOK)や米満達弘選手(自衛隊)らが7日、東京都墨田区の両国国技館で行われた新日本プロレスのリングに上がり、米満選手は「子どもたちの夢、希望を絶やさないよう署名活動をお願いします」などと五輪存続に向けた協力を訴えた。

 新日本プロレスの協力で実現し、伊調選手は「『頑張れ』と声を掛けてもらってありがたかった。子どもたちのためにも(五輪競技として)守っていかないといけない」と話した。ロンドン五輪金メダルを最後に引退した小原日登美さんは「ファンは熱かった。活動は続けていかないといけない」と気を引き締めた。

 1992年バルセロナ五輪代表でプロレスラーの中西学選手は「自分はレスリングがあって、今があると思っている」と観客に呼び掛けた。「レスリングを五輪競技に復帰させる会」によると、署名は約1時間で約1500人分が集まり、活動を始めた2月下旬から6万人分を超えたという。

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2013年4月7日のニュース