春巡業土俵上に不審者乱入…力士に1万円札配る

[ 2013年4月7日 06:00 ]

 大相撲の春巡業が6日、神奈川県藤沢市で行われ、幕内・勢(26=伊勢ノ海部屋)らが相撲甚句を披露している最中に土俵上に不審者が現れる珍事が起きた。

 化粧まわしを着けた力士数人が輪となり、手拍子の音頭に合わせてうたう相撲甚句。地方巡業や花相撲では恒例のイベントとなっており、この日も力士6人が美声を披露していた。そんな最中に突然、中年男性が乱入し土俵上の力士一人一人に1万円札を渡して回った。

 脇で見ていた呼び出しがすぐに土俵から下りるように促したが、男性は力士全員にお金を渡すまで納得できない様子。最後は呼び出し2人によって引きずり降ろされ、6万円もすぐに返された。尾車巡業部長(元大関・琴風)も「注意深く目を光らせないといけない。巡業部で検証します」と対策を練ることを明かした。

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2013年4月7日のニュース