白鵬　元蒼国来に「俺が技量審査の相手してやろうかな」

雨の降る中、伊勢神宮で初めて土俵入りした白鵬

　伊勢神宮奉納大相撲が三重県の伊勢神宮相撲場で行われ、幕内トーナメントは春場所で全勝優勝した白鵬が６年ぶり４度目の優勝を飾った。決勝は稀勢の里を突き落としで破り「全勝優勝の勢いがついている。久しぶりの優勝だし、勢いのままに来ている」と笑みがこぼれた。

　午前中の奉納土俵入りでは雨の降る中、タレントで画家の片岡鶴太郎がデザインした化粧まわしをつけて臨んだ。せり上がりではぐらつく場面もあり「雨の中は初めて。やりにくかった」と苦笑いだった。八百長問題の裁判で解雇無効となり、２年ぶりの現役復帰が濃厚な元蒼国来については「戻ってきたらかわいがってやろうかな。俺が（総見で）技量審査してやろうかな」と力士会会長として胸を出す計画を明かした。