ついに姉と同じ舞台に…上野順「まだ通過点」目指すは金のみ

[ 2012年5月12日 17:48 ]

女子63キロ級決勝で田中美衣(右)を攻める上野順恵

柔道全日本選抜体重別選手権第1日

(5月12日 福岡国際センター)
 2年ぶりに頂点に立った女子63キロ級の上野順は、五輪を2連覇し、今はコーチを務める姉の雅恵さんとがっちり握手。五輪切符をほぼ手中に収めて「まだ通過点だけどほっとした」と顔をほころばせた。

 準決勝は得意の寝技に持ち込むと「とっさに思い付いた」という腕ひしぎ十字固めで一本。決勝では相手が2度の指導を受け、優勢勝ちした。試合を重ねるうちに4年前に五輪代表に選ばれず雅恵さんと涙を流したことを思い出し「何が何でも勝ちたい気持ちになった」という。

 目標は姉が二つ持っている金メダル。「地味に地道にしぶとく勝つ」と称する自らの柔道を、ロンドンの畳で存分に披露するつもりだ。

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2012年5月12日のニュース