V候補ブルズ、まさかの敗退…史上5度目の屈辱

[ 2012年5月12日 06:00 ]

残り2秒で痛恨の反則を犯したブルズ・アシーク(背番号3)

NBAプレーオフ東地区1回戦 ブルズ 78-79 76ers

(5月10日 フィラデルフィア)
 NBAプレーオフ、東地区1位のブルズは敵地フィラデルフィアで8位の76ersに1点差で敗れ、2勝4敗で姿を消した。第1シードが最下位の第8シードに敗れたのは史上5度目。勝った76ersは9年ぶりの1回戦突破で、5位ホークスを4勝2敗で退けた4位セルティクスと地区準決勝で顔を合わせる。西地区では6位ナゲッツが地元デンバーで3位レイカーズに快勝。勝負は12日にロサンゼルスで行われる最終第7戦に持ち越された。

 ブルズは第4Qの残り7秒で1点リードし、勝負を地元シカゴでの最終戦に持ち込めるはずだった。しかし故障のノアに代わってセンターに入ったアシークがここでフリースローを2本ともミス。しかも外した2本目を76ersのイグダーラに拾われて速攻に持ち込まれ、動揺したアシークが反則を犯してしまった。そして残り2秒でイグダーラがフリースローを2本とも成功。ティボドー監督は「敗戦にはがっかりしたが、選手には落胆していない」と語ったものの、初戦で大黒柱のローズを膝の故障で失ったV候補は“苦痛”を抱いたまま敵地で姿を消した。

 ≪11年スパーズに続き≫地区第1シードで1回戦敗退を喫したのはスーパーソニックス(94年=現サンダー)ヒート(99年)マーベリクス(07年)スパーズ(11年)に次いでブルズが5チーム目。

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2012年5月12日のニュース