遼、予選落ち…全米オープン出場権“黄信号”

[ 2012年5月12日 06:00 ]

予選落ちにガックリの石川遼

男子ゴルフツアー 日本プロ選手権日清カップヌードル杯第2日

(5月11日 栃木県那須烏山市 烏山城カントリークラブ(7193ヤード、パー72))
 小学生の頃から慣れ親しんだコースで、4回出場の日本プロで3度目の予選落ち。受け入れがたい現実に石川の目は真っ赤だった。声は沈み、「うまくいかなかった。悔しい経験になりました」と肩を落とした。

 第1ラウンドの残り1ホールをパーで終えた後、決勝進出に向け第2ラウンドからアイアンを1年ぶりにキャビティータイプに戻した。球を打ち分けやすいがスイートエリアの狭いマッスルバックタイプから、球をつかまえやすいタイプに変更。理想よりも結果を求めたものの、16番パー3では右のバンカーに打ち込みボギーとするなど「バーディーチャンスは少なかった」と効果は出なかった。今大会からパターもピンタイプに替え、握りも順手にしたが、こちらもいまひとつ。73とスコアを落とし、「パットも良くなっているけど時間がかかる」と悩める心境をのぞかせた。

 予選落ちのため14日発表の世界ランクは現在の57位から60位前後に下がる可能性もある。全米オープン出場権獲得には21日発表の世界ランクで60位以内が条件。次戦のとおとうみ浜松オープンは優勝争いが不可欠で、石川が苦境に立たされた。

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2012年5月12日のニュース