堀畑2位でも自己ベスト更新で五輪切符「次につながる」

[ 2012年4月3日 06:00 ]

男子400メートル個人メドレーでともに五輪代表を決め、握手する堀畑(左)と萩野(右)
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競泳ロンドン五輪代表選考会兼日本選手権第1日

(4月2日 東京辰巳国際水泳場)
 男子400メートル個人メドレー決勝のラスト50メートルで猛追した堀畑だったが、萩野にわずか0秒26及ばず2位。得意の追い込みが不発に終わり「最後、体が動かなかった」と首をひねった。日本記録だった自己ベストを1秒46も更新し、派遣標準記録を突破。高校生に競り負け、喜びも半減とはいえ「負けてしまったが、次につながるレースだった」と振り返った。

 昨夏の世界選手権で4分11秒98の日本新記録を出して銅メダルを獲得。五輪、世界選手権を通じて、この種目で日本人初の表彰台に立った。それに慢心せず、筋力トレで鍛えた成果で、この半年で体重が1~2キロ増え65キロに。課題のパワーも付いてきた。「負けたけど、次の道もできた。これが終わりではなくスタート」。1メートル69の小兵スイマーは、ロンドンでの雪辱を誓った。

 ◆堀畑 裕也(ほりはた・ゆうや)1990年(平2)7月30日生まれ。11年世界選手権男子400メートル個人メドレーで日本新記録を出して3位。同種目で五輪も含め日本人初のメダルを獲得した。愛知・豊川高出、日体大。1メートル69、65キロ。21歳。愛知県出身。

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2012年4月3日のニュース