田子ノ浦親方が生きていてくれたら…目を潤ます弟子たち

[ 2012年3月23日 17:30 ]

大相撲春場所13日目

(3月23日 大阪府立体育会館)
 2月に田子ノ浦親方(元幕内久島海)の急逝により、出羽海と春日野の両部屋に移籍した田子ノ浦部屋出身3人が幕下、三段目、序二段で7戦全勝と大健闘した。

 海龍は最後に登場して幕下優勝。「前の2人が勝ったのでプレッシャーがあった。今場所は特別な思いがあった。(墓前に)いい報告ができる」と目を潤ませた。

 碧己真は序二段を制した後、上を見上げ「(田子ノ浦)親方の顔が浮かんできた。今場所は何かあるのかなと思う」と感慨深げ。全勝を守って優勝決定戦につなげた三段目の碧の正は「親方が生きていてくれたらと思う」と遠くを見やった。

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2012年3月23日のニュース