帝京大 13T!学生勢最多得点でクラブ王者に圧勝

[ 2012年2月26日 06:00 ]

<帝京大・六甲>前半34分 帝京大・森田(左)は、独走トライを決める

ラグビー日本選手権 帝京大83―12六甲

(2月25日 駒沢)
 1回戦4試合を行い、大学選手権3連覇の帝京大はクラブ王者の六甲相手に13トライを奪って83―12で大勝した。2年前の六甲戦で記録した76得点を上回り、学生勢の最多得点も更新した。東芝はヤマハ発動機から8トライを決めて56―15と大勝。NECは神戸製鋼を17―10で下し、キヤノンは天理大を37―13で快勝した。2回戦2試合は3月4日に熊谷ラグビー場で行われる。

 強力FWを軸にして戦うイメージから一新し、バックスへの展開を中心としたラグビーを披露した。帝京大は試合序盤からボールを回し続けてトライを積み上げ、終わってみれば13トライで83点。「来季へ向けて進化しなければならない。グラウンド状態が悪くてもボールを動かした」とSO森田主将は満足そうな表情を浮かべた。

 大学選手権4連覇が懸かる来季へ向けてのスタートだった。4年生の先発メンバーは1月8日の大学選手権決勝の8人から6人に減少。強力FWで大学選手権3連覇を達成した森田主将らは、後輩たちバックス陣の強化を促進させるため、意識的にボールを回した。

 2回戦はトップリーグ3位の東芝と対戦する。4月に同社へ入社する森田主将は「いいチャレンジをして、来年度のチームが進化する戦いをしたい」ときっぱり。格上チーム相手に最高のパフォーマンスを披露する覚悟を示した。

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2012年2月26日のニュース