小5の美宇 決勝で涙も…20年五輪金目指し中国で修行

[ 2012年1月21日 06:00 ]

<卓球全日本選手権 ジュニア女子>決勝で優勝の瞬間、大きくガッツポーズする谷岡を目の前に悔しそうな表情の平野美宇(右)

卓球全日本選手権第4日 ジュニア女子シングルス決勝

(1月20日 東京体育館)
 歴史的快挙に届かなかった。ジュニア女子シングルス決勝で小学5年生の平野美宇(11=ミキハウスJSC山梨)は、谷岡あゆか(17=エリートアカデミー)に0―3で完敗。同種目史上初の小学生優勝は逃したものの、小4時に準優勝した福原愛(23=ANA)に並んだ。女子シングルスでは福原、石川佳純(18=全農)が順当に準々決勝に進出した。

 全力を尽くした少女の挑戦が幕を閉じた。ジュニアで快進撃を続けた平野は、決勝で谷岡に0―3と完敗。同種目史上初となる小学生優勝を逃したが、小4時の福原以来となる準優勝。こん身のフォアがアウトになった瞬間に天を仰ぎ、つぶらな瞳が少しうるんだ。「決勝までいったので、凄く悔しい。来年は優勝したい」。一般のシングルス、ダブルスと合わせ、今大会は15試合戦った。母・真理子さんには「全日本の1試合は、他の試合の1大会分くらい疲れる」と不安も漏らしていた。体力的にギリギリの状態だったが、コートでは躍動した。

 先輩に挑み続けた天才少女は今後、さらに強敵が集う舞台で腕を磨く。4月以降、世界最高峰・中国スーパーリーグの下部リーグに参戦。「負けることが多いと思うけど、それくらいじゃないと成長できない」と真理子さんは説明する。平野はまだ中国語はほとんど話せない状態だが、中国語会話の教科書も購入し準備万端。「16年の(リオデジャネイロ)五輪に出たいし、20年は金メダルを獲りたい」。壮大な夢に向かって、新たな挑戦が始まる。

 ◆平野 美宇(ひらの・みう)2000年(平12)4月14日、静岡県沼津市生まれの11歳。筑波大卓球部主将だった母・真理子さんがコーチを務める卓球教室で、3歳から卓球を始める。昨年の全日本選手権では小学4年生で一般のシングルスで3回戦に進出。1メートル50、体重は本人によると「教えられない」。

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