福原“すごく大きな壁”超えた…五輪で「成長した姿を」

[ 2012年1月21日 15:52 ]

卓球の全日本選手権、女子シングルスで初優勝しガッツポーズする福原愛

卓球全日本選手権 女子シングルス決勝

(1月21日 東京体育館)
 13度目の全日本選手権出場で、決勝進出も初めてだった福原。悲願の初優勝を果たし「夢なんじゃないかと思います」と相好を崩した。

 対戦相手は昨年の同大会女子シングルスを制し、ダブルスでペアを組む石川。「石川選手は前年度チャンピオンだし、攻めるしかないと思って思い切っていきました」との言葉通り、福原は積極的な試合展開で第3ゲームまで連取した。

 第4ゲームこそ落としたものの、4-1で石川を下し、届きそうで届かなかった栄冠をつかんだ。福原は小学5年生の11歳で初出場したこの種目で4回戦進出を果たしたが、その後は前回までの最高成績が2度の3位だった。今回は準決勝で2008年北京五輪代表の平野早矢香(ミキハウス)を4―0で下して初の決勝進出を果たし、一気に頂点へ駆け上がった。

 「自分の中ですごく大きな壁となっていた全日本選手権で優勝することができたので、オリンピックでは一回りもふた周りも成長した姿も見せられるようがんばりたいです」と7月のロンドン五輪での躍進を誓った。

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2012年1月21日のニュース