佐久間山 27連勝でストップ!「硬くなりました」

[ 2012年1月21日 06:00 ]

<大相撲初場所13日目>連勝が止まった佐久間山

大相撲初場所13日目

(1月20日 両国国技館)
 序ノ口デビューから史上1位の27連勝中だった東幕下15枚目・佐久間山(北の湖部屋)がモンゴル出身の西幕下3枚目・千昇に上手投げで敗れ、連勝記録が止まった。勝てば前相撲からの最速となる所要5場所での十両昇進が濃厚だっただけに「硬くなりました。体は正直ですね」と悔やんだ。

 3年前に父・幸一さん(享年52)が急死したため、母・厚子さん(52)が都内で居酒屋「さくま」を一人で切り盛りする。勝負の一番を前に、その母から相手を研究した内容の携帯メールが届いた。「千昇は張り差しがある。先場所の幕下優勝決定戦でも3回中2回張ってきている」。そんな母の気持ちには応えられなかったが「精神的な部分を鍛え直して頑張りたい」と前を向く。幕下は佐久間山を含む8人が6勝1敗で並び、千秋楽に優勝決定戦が行われるが「優勝は意識しない」と08年の学生横綱は冷静だ。

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2012年1月21日のニュース