「体力あり余っている」遼くん しっかり2時間半練習

[ 2011年12月3日 17:49 ]

第3日は降雨中止、父親の勝美さん(左)が見守る中練習をする首位の石川遼

 男子ゴルフの最終戦、日本シリーズJTカップ第3日は3日、悪天候で中止となり、東京よみうりCCでの大会は54ホールに短縮され4日に最終ラウンドを行う。通算5アンダーの首位で並ぶ谷口徹らとの最終組で今季初優勝、通算10勝目を狙う石川遼は、ショット練習に2時間、グリーンで30分ほどを費やした。

 朝から降った強い雨が昼すぎにやむと石川遼は練習場へ。「体力があり余っている。死ぬほど打っても大丈夫」と元気いっぱいだった。

 首位で迎えた過去12度の最終日で、勝率はちょうど5割だ。日程短縮が、逃げる立場に有利に働くのは間違いない。ただ3打差までに10選手がひしめいており「混戦になるのは確実。まだ優勝争いじゃない。バックナイン(終盤9ホール)で上位に加わらないと」と見通した。

 賞金王は既にベ・サンムン(韓国)に決まった。今季未勝利を気に病む様子はない。ただ「勝ちを重ねるほど、勝ちたい気持ちは強まっている」というのも本音だ。来季のメジャー大会出場権に関わる年末の世界ランキングを上げるため、1勝がほしい状況でもある。

続きを表示

この記事のフォト

2011年12月3日のニュース