「和製カーワン」遠藤 カナダ戦でトライ再現だ

[ 2011年9月26日 06:00 ]

カナダ戦でW杯20年ぶり勝利を誓った日本代表WTB遠藤(右)。左はフッカー堀江

 ラグビーのW杯日本代表は25日、ニュージーランド北島のネイピアで最終戦カナダ戦(27日)の出場メンバーを発表し、21日のトンガ戦の先発メンバーから2人を入れ替えた。前回大会のカナダ戦(12―12)で先制トライを決めたWTB遠藤幸佑(30=トヨタ自動車)が、91年大会以来20年ぶりに日本を勝利に導くトライ奪取を誓った。

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 今大会ノートライの遠藤がカナダ戦に懸ける思いを口にした。「みんなの足を引っ張っているのでチームのために頑張りたい」。前回は3試合で2トライ。ウェールズ戦で「大会ベストトライ」と評価された活躍を見せただけに、最終戦で今までのうっ憤を晴らす。

 カーワン・ヘッドコーチに力強い走りが似ている「和製カーワン」は本家の指揮官に恩返ししたい思いもある。精神面の指導を受け、ステップも学んだ。「調子が悪くてもずっと使っていただき、しっかりと期待に応えたい」と力を込めた。

 ニュージーランドは08年に半年近く留学した思い出の場所だ。カナダ戦には北海道で牧場経営の両親をはじめ聡美夫人(30)と愛娘の美葵(みつき)ちゃん(5)を呼んだ。「なんとしても初勝利を見せたい」。自らのトライで20年ぶりの勝利をつかむ。

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2011年9月26日のニュース