白鵬20度目V!史上6人目の大台に“大横綱”実感

[ 2011年9月26日 06:00 ]

<千秋楽>20回目の優勝を成し遂げ総理大臣杯を受け取る白鵬。杯には祝福する野田首相の姿が映っている

大相撲秋場所千秋楽

(9月25日 両国国技館)
 横綱・白鵬が“V20”を達成した。2敗で並んでいた琴奨菊が先に把瑠都に敗れたため、結びで大関・日馬富士を上手投げで下した時点で2場所ぶり20回目の優勝が決まった。優勝20回は大鵬、千代の富士、朝青龍、北の湖、貴乃花に次いで6人目。琴奨菊は5年ぶりの日本人力士の優勝を逃したが、直近3場所で33勝以上の大関昇進の目安をクリアし、28日の九州場所番付編成会議と理事会を経て、正式に大関に昇進する。
【取組結果】

 20回目の優勝を決め、支度部屋に戻ってきた白鵬は自らが“大横綱”の仲間入りを果たしたことを実感していた。「20回は自分の憧れの横綱が達成した記録。これまでは大横綱ではなかったけど、20回だと“大”をつけてもいいんじゃないかと思う」。優勝パレードではオープンカーの助手席にモンゴル相撲の“大横綱”父・ムンフバトさん(70)を初めて乗せた。父と同じ境地に達したことで「乗せてあげてもいいのではないか」と感じた白鵬の粋な計らいだった。

 同じ2敗の琴奨菊が自身の出番前に敗れ、あとは結びで勝つだけだった。立ち合いで得意の右四つとなり先手を奪うと、左からの上手投げで日馬富士を1回転させた。「2、3番取るつもりで準備していた」と決定戦を想定していたものの、本割で難なく2場所ぶりの優勝を決めた。5月の技量審査場所は外部表彰がなかったため、賜杯は今年初場所以来3場所ぶりに抱いた。場所後に定年退職を迎える同じ一門の立行司・木村庄之助(64)にささげるV20でもあり、帰りの花道で庄之助を待ち、花束を渡して感謝の思いを伝えた。

 12、13日目と稀勢の里、琴奨菊の両関脇にまさかの連敗。妻・紗代子さんは連敗した日の夜について「結婚して以来、初めて口をきかなかった。今までで一番ピリピリしていた」と振り返る。白鵬も館内の優勝インタビューで「連敗したときはどうなるかと思いました」と本音を漏らしたが、関脇に優勝を譲ることだけはできなかった。家に帰れば子供たちが勝敗に応じて「勝ったね」「負けたね」と出迎え、朝稽古前には自宅で妻のマッサージを受けた。家族への感謝の思いから、表彰式後の万歳三唱では今年1月に生まれた次女・美羽紗(みうしゃ)ちゃんを膝の上に乗せた。

 次なるターゲットは貴乃花の優勝22回となるが「目標に入れてもいいんじゃないかな」。これで横綱在位25場所中17場所で優勝。休場はなし。衰える気配のない26歳は大横綱の風格を漂わせながら、大鵬の32回に向けて着々と階段を上っている。

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