元時津風親方の実刑確定へ 力士暴行死事件で懲役5年

[ 2011年8月30日 17:35 ]

 大相撲時津風部屋で2007年の名古屋場所前に起きた序ノ口力士斉藤俊さん=当時(17)、しこ名時太山=の暴行死事件で、最高裁第3小法廷(寺田逸郎裁判長)は30日までに、傷害致死罪に問われた元時津風親方の山本順一被告(61)の上告を棄却する決定をした。懲役5年とした二審判決が確定する。29日付。

 一審名古屋地裁、二審名古屋高裁の判決はいずれも、死亡直前のぶつかりげいこを制裁目的の違法な暴行だったと判断し、死亡との因果関係も認定。「犯行を主導しており、共に暴行を加えた兄弟子らに比べて責任は重い」と指摘した。

 一審は懲役6年を言い渡したが、二審は山本被告が一審判決後に日本相撲協会の退職金約1580万円を遺族に支払い、被害弁償が計約6460万円となった点を酌み、懲役5年に減刑した。

 二審判決によると、山本被告は07年6月25日、夕食の席で斉藤さんをビール瓶で殴った上、兄弟子に指示し木の棒などで殴らせた。翌日にはぶつかりげいこの名目で約30分間、土俵にたたきつけ、金属バットを使って暴行するなどして外傷性ショックで死亡させた。

 同じく傷害致死罪に問われた兄弟子3人は08年12月、名古屋地裁でそれぞれ執行猶予5年が付いた懲役3年~2年6月の判決を受け、控訴せず確定している。

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