室伏 挑戦は「相当な条件がそろわないと難しい」

[ 2011年8月30日 11:15 ]

陸上の世界選手権男子ハンマー投げの優勝から一夜明け、花束を手に笑顔を見せる室伏広治

 韓国の大邱で29日に行われた陸上の世界選手権男子ハンマー投げで初の金メダルに輝いた室伏広治(36)=ミズノ=が一夜明けた30日、記者会見し「たくさんの人から祝福されて本当にうれしかった」と満面の笑みで喜びを語った。世界記録を持つユーリー・セディフ氏(ロシア)からも祝福の電子メールが届いた。

 2位に入った2001年エドモントン大会から10年の歳月を経て、金、銀、銅のメダルがそろい「巡ってきたチャンスを生かせてよかった」と感慨深げだ。86メートル74の世界記録への挑戦には「チャンスがあればと思うが、相当な条件がそろわないと難しい」と笑った。

 来年のロンドン五輪代表にも決まった。「自分の体を分析し、ハンマーに力を無駄なく伝えて飛距離を出していく。五輪でもメダルを獲得する目標を達成したい」と意気込んだ。(共同)

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2011年8月30日のニュース