母校の准教授に就任…学生に「哲人」講義

[ 2011年8月30日 06:00 ]

陸上世界選手権第3日 男子ハンマー投げ決勝

(8月29日 韓国・大邱)
 近年は腰痛や股関節の痛みもあり、練習でハンマーを投げる数を制限してきた。その代わりに「ファンダメンタル」という体の基礎的な動きを練習に導入。「正しい動きをすれば、人はケガをしない」とケガ防止などに努めてきた。

 「筋力をつけるだけではハンマーでは勝てない」という持論から、他にもユニークなメニューを取り入れている。筋力トレーニング中のバーベルにハンマーをぶら下げて不安定な状態をつくり、バランス感覚を養うのもその一つ。新聞紙を片手で丸めたり、扇子や投網を投げるトレーニングも行っている。

 本人以外はなかなか理解できないメニューだが、ただの思いつきではない。今年から中京大学スポーツ科学部の准教授に就任し、「科学的に根拠のあるトレーニング」と学生に指導してきた。講義では自らの動作解析映像も使い、正しい動作が生み出す効果についても語っている。36歳の「鉄人」は「哲人」でもある。

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