ロンドン五輪 スタジアム建設が完了など準備順調

[ 2011年7月26日 16:35 ]

 ロンドン五輪は27日で開幕まであと1年。五輪開催を契機に大規模な再開発を目指すロンドン東部では、メーン会場となる五輪公園で五輪スタジアム建設が完了するなど作業が予定通りに進む。史上最多の3度目の開催となる舞台の準備は順調だ。

 課題とされる交通網は、老朽化した地下鉄や狭い道路が選手や観客のスムーズな移動を妨げるとの懸念がある。これを解消するため65億ポンド(約8255億円)をかけ、市内各所で整備工事が続く。本番会場で運営手順を確認するテスト大会も続々と実施され、8月にはバドミントンの世界選手権が開催される。

 ノルウェーでの連続テロを受け、警備の重要性を指摘する声が高まる。ロンドンでも2005年に地下鉄とバスで同時テロが発生した。英国のロバートソン五輪担当閣外相は「五輪の警備に必要なことはすべて備えている。大会を安全に実施できる」と断言する。

 招致段階での公約で、発展途上国の子どもたちにスポーツを教えるプログラムは、17カ国で実施された。大会組織委員会のコー会長は「6年前に五輪の力で若者たちを結び付けると約束した。われわれのビジョンは明白だ」と胸を張った。(共同)

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2011年7月26日のニュース