北島、著書で今後語る…13年東京国体「出たい」

[ 2011年7月26日 06:00 ]

男子100メートル平泳ぎ決勝を終え、悔しそうに引き揚げる北島

 北島初の著書「前に進むチカラ 折れない心を作る7つの約束」(文芸春秋、定価1050円)が26日に発売される。北京五輪の後に去就に悩んで渡米、1年間の休養を経て競技に復帰し、世界の舞台に戻ってきた現在に至るまでの3年間の思いをつづっている。

 同著ではロンドン五輪後について「“できればずっと泳いでいたい”…今一番遠くにある目標は、2013年に30歳で迎える東京国体だ。僕が生まれてから初めて開催される地元、東京での国体には、これまでの恩返しの気持ちをこめて、ぜひ出場したいと思っている」と競技を継続する意向を初めて明かしている。北京五輪前は、その後のことを考える余裕は全くなかっただけに、現在の心のゆとりがうかがえる。北島の挑戦はロンドン五輪後もまだまだ続く。

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2011年7月26日のニュース