長時間の会見で本音?外部役員は「もう辞めたい」 

[ 2011年4月1日 23:56 ]

 1時間半を超える記者会見で、日本相撲協会の特別調査委員会で聴取を担当した弁護士は淡々と処分に至った経緯を説明し、放駒理事長(元大関魁傑)は何度も苦渋の表情を浮かべた。一方、協会の外部役員3人はそろって「もう辞めたい」と、本気とも冗談とも取れる発言をした。

 相撲協会幹部が報酬の一部を自主返納を決めたことを受け、外部役員の責任を問われると伊藤滋理事は日当2万円のうち6千円を返納すると表明。さらに「これだけやって、もうくたびれた。でも理事長がこれだけ頑張っているから、支えていかなきゃいけない」と苦笑いした。

 八百長の再発防止策をまとめる新生委員会の座長も務める村山弘義副理事長は「(案を)提言して再発防止をきちっとやってもらう。あとは新しい理事に任せて、草葉の陰から応援したい」と冗談めかして答えた。

 「わたしもそろそろ辞めたい」と続けた吉野準監事は「頑張っている理事長がいるので、敵前逃亡はできない。もうちょっと頑張っていこうと思う」と、度重なる不祥事の対応に疲れ切った様子だった。

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2011年4月1日のニュース