年寄会“最後の抵抗”…放駒理事長に上申案

[ 2011年4月1日 06:00 ]

年寄り総会に臨む時津風親方(左)と木瀬親方

 親方衆が最後の抵抗をみせた。日本相撲協会の役員以外の親方衆で構成する年寄会は31日、東京・両国国技館で緊急総会を開き、八百長問題について討議した。

 3時間に及んだ話し合いでは、一部の親方衆から調査手法や、処分案についての不満が続出。これを受け、春日野会長(元関脇・栃乃和歌)、井筒副会長(元関脇・逆鉾)らが、八百長関与者への処分を決める1日の臨時理事会に向けて放駒理事長(元大関・魁傑)に案を上申。上申案は(1)1日で処分を決めないでほしい(2)理事会後に評議員会を招集し、その場で処分を決めてほしい――との内容だった。

 一度は要求を却下した理事長だが、その後になって「処分は(1日に)決まらないかもしれない。分からない」と一転、処分を先送りする可能性にも言及。年寄会の“抵抗”がどう影響するのか。1日の理事会が注目される。

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2011年4月1日のニュース