白鵬父「処分は当然」…モンゴルで協会支持の声

[ 2011年4月1日 19:56 ]

 大相撲の八百長関与で5人の力士が引退勧告を受けたモンゴルでは1日、横綱白鵬の父ムンフバトさん(69)が「厳しい処分は当たり前だ」と話すなど、日本相撲協会の厳正な姿勢を支持する声が目立った。

 自身もモンゴル相撲の大横綱だったムンフバトさんは、チンギスハン時代に八百長が発覚した力士は背骨を折られて殺されたとの歴史を紹介。「大相撲は天皇賜杯を懸けて行われる非常に名誉ある競技。力士は本気で闘わないといけない」と指摘した。

 遊牧民の男性(61)は現在のモンゴル相撲にも八百長があると断言。「モンゴル人力士のせいで日本に(八百長が)感染したのでは」との見方を示した。「日本は(元横綱の)朝青龍の時も規則に基づき処分した。今回も、問題がより深刻になる前に厳しく対応したという意味で良かったと思う」と話した。

 一方で母国出身の力士に同情する声も。26歳の女性会社員は「外国まで行って、長い間苦労してやっと今の地位をつかんだのに、やめさせられてしまうのはかわいそうで残念」と話した。(共同)

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2011年4月1日のニュース