白鵬 力士会で被災地支援の姿勢示す

[ 2011年3月14日 16:56 ]

 大相撲の横綱白鵬関は14日、出稽古先の東京都墨田区の大島部屋で取材に応じ、東日本大震災を受けて「残された家族が一番さみしい思いをしている。何かしら力士会で話しながら、力士代表としてもやっていきたい」と話し、被災地を支援していく姿勢を示した。

 11日に起きた地震の際はちょうど稽古を終えて帰宅した直後だったそうで「いくら足腰が強くても両足では立っていられなかった」。既に個人としてもカップ麺を送る手配を進めているという横綱は「(状況が)落ち着いたら」と断りつつ「ちゃんこでもつくって心の大きい穴を少しでも埋められれば」と、被災地を訪問したい意向も明らかにした。

 白鵬関は、所属する宮城野部屋の建物の一部に地震の影響で少しひびが入ったこともあり、出稽古を行った。約30番取って汗を流し「皆さんがあっての伝統文化とあらためて実感した。皆さんが苦労しているので自分も苦労しないとと、いつになく稽古に熱が入った」と話した。

 師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)によると、当面は大島部屋で稽古を続けるという。

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2011年3月14日のニュース