世界フィギュア選手権延期へ 50年前も悲劇で中止

[ 2011年3月14日 12:34 ]

 21日に東京・国立代々木競技場で開幕する予定だったフィギュアスケートの世界選手権が、東日本大震災の影響で延期されることが14日、関係者の話で分かった。同日午後にも発表される。

 国際スケート連盟は直前まで21日開幕の可能性を探っていたが、福島第1原発での事故の影響を重視したものとみられる。同連盟は13日に発表した声明で「多くの国で日本への渡航を避けるよう勧告が出ている」と懸念を示していた。

 フィギュアの世界選手権は、開催地プラハに向かう航空機が墜落して米国代表チーム全員が死亡した1961年大会が中止された例がある。

 世界選手権では男子の高橋大輔選手(関大大学院)と女子の浅田真央選手(中京大)が前回優勝しており、日本勢初の2連覇が懸かっている。

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2011年3月14日のニュース