実家が福島原発近く…巨東「稽古に身が入らない」

[ 2011年3月14日 06:00 ]

心配そうな顔で報道陣に答える玉ノ井部屋の巨東

東日本大震災

 福島第1原発1号機で起きた爆発などで、周辺地区の福島県富岡町に実家のある玉ノ井部屋の三段目・巨東は「気が気でない。稽古にも身が入らない」と不安げな表情を浮かべた。

 13日早朝に兄の深谷広次さんから電話があり、家族は既に原発から20キロ圏外に退去したことが判明。それでも「家は大丈夫でしたが友人らに連絡がつかない」という。また、津波被害があった福島県浪江町出身の序二段・東浪も「実家は玄関やドアが崩れてしまった。原発事故の怖さもあらためて感じた」と沈痛な表情だった。

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2011年3月14日のニュース