八百長問題早期解明要望 文科相「堂々と答えて」

[ 2011年2月8日 19:19 ]

 高木義明文部科学相は8日の記者会見で、大相撲八百長問題をめぐり、日本相撲協会の特別調査委員会が聴取対象とした力士ら14人の一部で、機種の変更や故障を理由に携帯電話の提出に応じていない例があることについて「関係者は調査に堂々と答えて、早期の全容解明が進むことを望む」と注文を付けた。

 高木氏は、調査に非協力的とも取れる力士らの対応に対し「どなたも相撲を志し、相撲界の発展のために仕事をしてきたと思う」とした上で、「相撲界は危機的状況。初心に帰ってみんなで協力し、新しいスタートを切るという気持ちになってほしい」と述べた。

 文科省が日本相撲協会に外部からの理事長登用を検討しているとの一部報道については「協会は一つの法人で、自立性、自主性は尊重されるべきだ。外部からああしろこうしろと言える話ではない」と否定した。

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2011年2月8日のニュース