カーワンHC、ロアマヌ復帰を提案も…理事は反対

[ 2011年2月8日 19:23 ]

 ラグビーの元日本代表で、ドーピング検査で大麻成分に陽性反応を示して無期限資格停止処分を受けたクリスチャン・ロアマヌ(24)について、ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチ(HC)が復帰を求め、来月の日本協会理事会に提案することが8日、分かった。

 同協会の真下昇専務理事は「代表強化の事情を説明してもらうが、ファン心理もあって(復帰は)難しいのでは」と懐疑的な口調。他の理事も「あれだけ周囲に迷惑を掛けて、代表としてふさわしくない」「議題に挙がっても断固否決する。ロアマヌのロの字もない」と話すなど、大半が反対している。

 ロアマヌはトンガ出身で高校から日本に留学。日本代表で16試合に出場し、東芝時代の2009年にドーピング違反で処分を科された。現在はフランス1部リーグのトゥーロンで主力としてプレーしている。

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2011年2月8日のニュース