春場所中止で全力士に金銭的打撃!

[ 2011年2月8日 06:00 ]

大相撲・八百長問題

 春場所中止により金銭的打撃を受けるのは横綱だけではない。

 過去の給金(勝ち越しごとに加算される支給金)の合計数などによって得られる関取への褒賞金や三役以上の特別手当(大関=15万円、関脇と小結=5万円)もなしとなる。幕下以下の力士は場所手当(幕下=15万円、三段目=10万円、序二段=8万円、序ノ口=7万円)などがなくなり、各部屋に支給される部屋維持費(力士1人あたり11万5000円)、稽古場費用(5万5000円)も未定だ。

 ≪給与格差の見直しを提言へ≫相撲協会に改革案を提言する「ガバナンスの整備に関する独立委員会」(奥島孝康座長)が、十両以上と幕下の給与格差の見直しを提言することになった。文科省幹部は「奥島座長によれば、この問題に限らず不祥事が相次いだことで部屋制度の在り方とか、力士教育とかトータルで検討すべきだということだった」と説明。十両の力士に八百長疑惑が集中したことで早急な改善を迫ることになりそうだ。

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2011年2月8日のニュース