クルム伊達 格の違い見せつけ2回戦進出

[ 2010年10月12日 18:22 ]

1回戦を突破しガッツポーズするクルム伊達公子

 テニスのHPジャパン女子オープン第2日は12日、大阪市靱テニスセンターで行われ、シングルス1回戦でクルム伊達公子(エステティックTBC)はローラ・ロブソン(英国)に6―3、6―3で勝った。

 森田あゆみ(キヤノン)はアルベルタ・ブリアンティ(イタリア)に5―7、6―3、4―6で競り負け、2回戦に進めなかった。中村藍子(ニッケ)と不田涼子(東京レストランHD)は1回戦突破。土居美咲(ミキハウス)は第3シードのシャハー・ピアー(イスラエル)にストレート負けした。

 40歳のクルム伊達が16歳のロブソンに格の違いを見せつけた。自分のペースで試合を運び「理想に近い形でできた」と振り返った。
 第1セットは相手のスピードあるサーブやストロークに加え、サウスポー特有のリズムにてこずった。しかし順応し始めると、球の弾み際をたたく得意のライジングショットでテンポの速い展開に持ち込んだ。
 4週連続でツアー大会に出場し「嵐のような日々」を過ごしてきた。前日の11日にはダブルスでも1回戦を突破し、疲労は間違いなくたまっている。それでも「テニスの内容は良くも悪くもないけど、キープできているのは大きな収穫」と前向きに話した。
 ベテランにとってこれから課題となるのは体力面。「回復力」という壁を乗り越えられるか。

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2010年10月12日のニュース