遅刻あれこれ…パトカー出勤で20K、寝坊で世界新の選手も

[ 2010年9月4日 08:46 ]

 8月下旬に行われた米男子ゴルフツアーのプレーオフ第1戦で、大会前日のプロアマ戦のスタート時間に寝坊して遅れたジム・フューリク(米国)が失格となった。目覚まし時計にしていた携帯電話の電池切れが原因だった。このハプニングを機に、米紙ニューヨーク・タイムズが米スポーツ選手の「遅刻」にまつわる秘話を紹介した。

 ▽パトカーで球場入り
 薬物使用疑惑で現在渦中の人の米大リーグ元投手、ロジャー・クレメンスは1986年4月、球場に向かう途中で渋滞に巻き込まれ、約3・6キロの道のりを走ることを決めた。これに気付いた警官にパトカーで送ってもらい、登板した試合で大リーグ記録の20奪三振をマークした。

 ▽えっ、生中継
 72年ミュンヘン五輪で、テレビで自分たちの1次予選の録画を見ているつもりだった陸上男子100メートルの優勝候補、エディ・ハートら3人は、これが2次予選の生中継であることに気付いた。2人が間に合わず失格。コーチが開始時間を間違えていたためだった。

 ▽寝坊でも世界新
 80年レークプラシッド冬季五輪スピードスケート男子のエリク・ハイデンは、アイスホッケー米国代表の優勝を喜びすぎて最終種目の1万メートルを控えた翌朝に1時間以上も寝坊。何とかスタートラインに立ったレースで世界新記録を樹立し、全5種目制覇を達成した。(共同)

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2010年9月4日のニュース