大山1年ぶり実戦で1差3位発進

[ 2010年9月4日 06:00 ]

<ゴルフ5レディス・初日>18番、パーセーブでホールアウトし、ガッツポーズをする大山志保

 女子ゴルフツアーのゴルフ5レディース第1日は3日、岐阜県瑞浪市のみずなみカントリー倶楽部(6514ヤード、パー72)で行われた。左ひじ負傷で長期離脱していた大山志保(33=フリー)が4アンダーで首位に1打差の3位と好発進した。昨年12月に手術を受けた後はわずか4ラウンドしかしていなかったが、復帰初戦で4バーディー、ノーボギーの68をマークした。馬場ゆかり(27=フリー)と飯島茜(27=TOTO)が5アンダーで首位に並んだ。

【第1R成績


 最終18番でパーパットを沈めた大山はガッツポーズの後に一礼した。復帰まで支えてくれた家族、そしてファンに心から感謝した。「ゴルフができることが幸せ」と晴れやかな笑顔を見せた。
 昨年9月の米ツアー・カナダ女子オープン以来の大会出場。序盤は何度もピンチが訪れたが、パーでしのいだ。8番パー3で10メートルを沈めて初バーディーを奪うと、後半も3バーディーを重ねた。
 痛めていた左ひじを昨年12月に手術。回復が遅れ復帰をあきらめかけた時期もある。クラブを握り練習を再開したのは今年6月。手術後は4回しかラウンドしておらず、すべてオーバーパー。ノーボギーの好スコアに06年賞金女王も「ビックリ」と目を丸くした。
 左ひじは痛みが残り万全でないものの、4月と6月にオーストラリアで1カ月以上もトレーニングをこなし下半身を強化。体は仕上がっている。「第2のゴルフ人生の始まり。やるからには上を目指す」。大山は完全復活への自信を口にした。

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2010年9月4日のニュース