遼、連覇へ攻めの姿勢…薗田もあきれるインの爆発

[ 2010年9月4日 18:12 ]

 【フジサンケイ・クラシック第3日】東京・杉並学院高時代の2年先輩、薗田との最終組対決を3打差で制し、石川が自身初の大会連覇に大きく近づいた。

 不得手のアウトは相変わらず心もとない立ち上がり。4番はバーディーとしたが、ショットが不安定で2、8番をボギーとスコアを落とした。
 しかし得意のインで盛り返すのは、もはやお約束。14番で手前カラーから4メートルを沈めてバーディーを奪うと、続く15番(パー5)は259ヤードを2番アイアンで6メートルに2オンさせイーグル。17番もバーディーを取って、一気に抜け出した。
 この日までの3日間通算スコアは、アウトが4オーバーでインが12アンダー。石川自身「こんなに極端に差が出るコースは経験ない」と言うほどで、薗田も17番で石川に「遼は本当にインが得意なんだな」と、あきれたように声をかけた。
 周囲には不安定に見えたアウトのプレーだが、石川は「逃げたショットが一つもなかった」と攻めを貫いたことに満足そう。「インの爆発につながった」と言うその姿勢で最終日のアウトを乗り切れれば、連覇はおのずと見えてくる。

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2010年9月4日のニュース