カー 18番で痛恨の池ポチャ…2位終戦

[ 2010年8月24日 06:00 ]

 【セーフウェー・クラシック】カーが痛恨の池ポチャで涙をのんだ。

 宮里に1打差まで詰め寄って迎えた18番パー4で「体の回転が足りなかった」と右へ曲がった第2打は池へ。逆転Vのチャンスを逃し、2打差の2位に終わった。「米ツアーはアメリカ人が勝ってこそ盛り上がる」と公言し、気迫を前面に出す32歳。世界ランク1位の座を宮里に明け渡したが、「ポイントでは離されていないので、勝てなくてもいい位置で終わることが重要」。虎視たんたんと女王奪回を狙っている。

 ≪美香55位急降下≫29位から追い上げを狙った宮里美は、後半インの2のパー3でいずれも3パットのボギー。パットが決まらず75と崩れて55位まで急降下し、「難しいピン位置だったけど、悔しい」とガックリ。同じ沖縄出身の宮里が今季5勝をマークしただけに「藍先輩には勢いがある。自分もその勢いに負けないようにやりたい」と自らを奮い立たせていた。

 ≪桃子パットは上向き≫上田は2日目からブレていたショットを修正できず、75とスコアを落として23位に終わった。しかし、課題にしていたパッティングの調子は上向きで、「パターで悩んでいたモヤモヤが吹っ切れた1週間だった」と手応えを口にした。次戦のカナダ女子オープンに出場するため、宮里の優勝決定を待たずにコースを後にしたが、「藍ちゃんが一番強いのはメンタル面。最後まで藍ちゃんらしいプレーをすれば勝てる」と感心していた。

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2010年8月24日のニュース