北島「疲れがどっと出ている」

[ 2010年8月24日 06:00 ]

最下位に終わった貴田裕美(右)をねぎらう北島康介

 水泳のパンパシフィック選手権(米カリフォルニア州アーバイン)の男子平泳ぎ100メートルと200メートルでともに今季世界最高記録をマークし、2冠を獲得した北島康介(27=日本コカ・コーラ)が22日、一夜明け取材に応じ「疲れがどっと出ている。きちんと体が使えていたからだと思う。次につながる大会だった」と感想を述べた。

 代表選出が確実な11月の広州アジア大会(中国)については「パンパシで力を出し切ることしか考えていなかった。どういう状態で臨めるか考えている」と慎重に話した。

 ≪貴田 保温対策不十分も“完泳”≫大会最終日はオープンウオーターの男女10キロを行い、女子で日本勢ただ一人出場した貴田裕美(ALSOK群馬)は2時間8分0秒016で泳ぎ切った12選手中最下位に終わった。海水温が低く「泳いでいて震えてしまった」と貴田。クリームを塗るなどの保温対策が不十分で「まだ経験がない」と振り返った。応援に駆けつけた北島から「頑張ったよ」と言葉をかけられた25歳は「厳しいレースだったけど、ロンドン五輪を狙いたい気持ちはある」と前向きに話した。

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2010年8月24日のニュース