藍　成長実感「自分を見失わずできた」

３番ホールでアプローチショットをする宮里藍

　◆藍と一問一答

　――苦しい立ち上がりだった
　「いろんなことを考えてしまってコントロールできなかった。すべてにおいて自分が試されていると思った。そういう中で自分を見失わずできたのは成長した証。最後に勝ってから２か月、いろんなかっとうがあったけど、その都度自分と向き合っていけばまた勝てる」
　――ナーバスになったと言っていたが
　「このホールをこうしなきゃとか、いろんなことを考えているので緊張してるんだと思った。いつもはボーッとしてる時間もあってバランスが取れてるけど」
　――１８番でカーが池に入れたのは知っていた？
　「自分のことだけに集中したかったので、ティーショットを打つまで（１８番の）フェアウエーは見ませんでした。ギャラリーの反応で何となく池に入れたのは分かったけど、それがパーなのかボギーなのかは知りませんでした」
　――勝因は
　「９番のバーディーで“よし、やるんだ”と思えたのが勝ちにつながったと思う」
　――岡本綾子を抜いて５勝目
　「光栄です」
　――外国人としてトップに立つやりにくさは？
　「ないですね。あまりアウェーとは感じてない。アメリカに来た時は自分でアウェーと思い込んでた。前はギャラリーが１人もついてこなかったけど、今は応援してくれるファンも増えている」