藍は首位キープ　日米通算２０勝に王手！

４番でバーディーパットを沈めギャラリーの声援に応える宮里藍

　【ＮＥＣ軽井沢７２第２日】初日に続きキャンベルと首位に並んだ宮里が、国内ツアー１５勝、日米通算２０勝へ王手をかけた。

　前半の３バーディーで通算９アンダーまで伸ばしながら、後半は「アイアンの距離が合わず、チャンスは１ホールだけ」と我慢の展開。後続に追い上げられたが「初日に７アンダーを出しているし、落ち着いてやればいい」と冷静だった。
　最終日を首位で迎えたのは過去１３回で優勝は９回とＶ率６９％。それでも「後続の誰もがトップになれる可能性があるし、自分のゴルフに集中するだけ」と気持ちの高ぶりは見られない。東北高の後輩、有村が２打差の４位に浮上してきたが「調子も良くなったようで連覇を狙ってるんだろうけど、私は自分のプレーをするだけ」と淡々と話した。
　最終日翌日のあす１６日には米国に戻り、米ツアーに復帰。世界ランク１位、そして賞金女王への戦いが待つ。初日の練習グリーンで大先輩の岡本綾子から「賞金女王、狙いなさいよ」とハッパをかけられ「頑張ります」と答えた宮里だが、今大会に勝てば世界ランク１位復帰が濃厚だ。

　▼４位佐伯三貴　ミスもしたけど、いいリカバリーができてノーボギー。満足です。優勝を意識すると空回りするので、意識せずにのびのびやりたい。（６８のチャージで首位と２打差）

　▼７位福嶋晃子　先週から感じが良くなってきたので、バーディーも出るし、ショットもそんなに曲がらなくなった。最終日はゼロか１００で頑張ります。（ＮＥＣ契約プロ。大会５勝目へ逆転圏内）

　▼２０位上田桃子　体調も良くなったし、パットのタッチが合ってきたのが良かった。ノーボギーは久々なので、いいゴルフができたと思います。（体調不良の中、６９で上昇）