唇かむ遼くん「実力のなさが目立った大会だった」

[ 2010年8月15日 00:20 ]

 【全米プロ選手権】予選通過は通算2オーバーまでと読んでいた。5オーバーから残り7ホールに挑んだ石川だったが、結局は一つ落として6オーバーに。「実力のなさが目立った大会だった」と唇をかんだ。

 パー4の18番を4オーバーで迎えた。この時点で既に予選通過は絶望的だった。「最後にバーディーで上がれば、という状況をつくりたかった。悔しい」と石川。第1打はフェアウエー中央に運んだが、第2打をバンカーへ。脱出に失敗し、2メートル弱のボギーパットも外した。「第2打以降が今週を象徴していた」
 小技のつたなさが響いた。出だしの12番でいきなり3パットのボギー。直後にバーディーを奪い返したものの14、15番は抜群のドライバーショットを生かせずにパー。寄せやパットの精度を欠き、爆発できなかった。
 今季は初めてメジャー4大会すべてに出場した。2度の予選通過を果たしたが、最後は世界の壁の厚さを痛感した。「上達しているつもりだが、それをコースで出せていない。もうすぐ19歳になる。次の一年につなげたい」。悔しさをこらえ、落ち着いた口調で言った。(共同)

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2010年8月15日のニュース